北風ビュンビュン。
寒さも本番ながら、暦の上では明日の立春で春を迎える節分です。豆を食べて1年の無病息災を祈り、豆を投げて家から災いを追い出します。でも、なぜ豆を炒って食べるんでしょうか。

「節分」とは、文字通り季節の変わり目を示す言葉で、旧暦ではこの日が冬や夏の終わりでした。でも、今では「節分」は春の始まりの前日のみを指します。この日、子供達とともに「鬼は外! 福は内!」と言いながら炒った大豆の「豆」を家の外と中に撒きます。一説ではこの「豆」は漢字の「魔滅」が元となっているそうです。
豆まきが終わったら、それぞれが年の数だけ大豆を食べて、その1年の幸運を祈ります。こうした豆を炒り、食べてしまう別の理由は、昨年の悪いことを豆が含んでいるために、それを炒ることで、その豆が芽を出すことを防ぐためだとか。地域によっては、拾って掃除のしやすい落花生を撒くところもあるようです。また3才までの子供には気管に詰まらせる事故も多いので、煎った豆を食べさせるには注意が必要です。

最近は、今年の恵方に向かって巻きずしを食べる人たちも流行っています。
ちなみに今年の恵方は「北北西」です。

2017年は北北西

2017年の恵方は北北西